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D-1Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
DDC 電源の接続
この付録では、コンテンツ デリバリ エンジン(CDE)に DC 電源を接続する方法について説明し
ます。具体的な内容は次のとおりです。
• DC 電源の概要(p.D-2)
• CDE200 への DC 電源の接続(p.D-3)
• CDE300 への DC 電源の接続(p.D-7)
• CDE400 への DC 電源の接続(p.D-10)
• DC 電源ケーブル コネクタおよびピン割り当て(p.D-13)
(注) CDE に DC 電源を接続する前に、重要な規定および安全性について記述されている『RegulatoryCompliance and Safety Information for the Cisco Content Delivery Engine 100/200/300/400』を参照してく
ださい。
付録 D DC 電源の接続
DC 電源の概要
D-2Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
DC 電源の概要CDE200、CDE300、および CDE400 は DC 電源を使用できます(CDE100 には DC 電源オプション
はありません)。CDE は、1 つ(プライマリ)または 2 つ(セカンダリ / 冗長)の –48 VDC Power
Module(PM; 電源モジュール)に接続している –48 VDC(–42 ~ –56 VDC)の電源から電力を得る
ことができます。各 DC PM は、調節された専用の 60 A 電源に接続する必要があります。図 D-1 に、
CDE200 の DC PM を示します。
図 D-1 CDE200 の DC 電源モジュール
(注) この付録では、電源装置のことを「電源モジュール」と呼びます。
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付録 D DC 電源の接続
CDE200 への DC 電源の接続
D-3Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
CDE200 への DC 電源の接続CDE200 は、シャーシ背面の PM スロットに 2 つの DC PM が実装された状態で出荷されます(2 本
の DC 電源ケーブルは別途出荷されます)。シャーシには、建物側のアース スタッドが 1 つと、PM
側のアース スタッドが 1 つ搭載されています。DC 電源を CDE 200 に接続するためには、最低限 1
本の PM 側の接続が必要ですが、両方の PM 側の接続を使用することを推奨します。図 D-2 に、両
方を接続した CDE200 の背面図を示し、アース スタッドと PM の場所を説明します。
図 D-2 CDE200 の背面パネル
次の手順に従って、DC 電源を CDE200 に接続します。
注意 DC 電源ケーブルは、CDE のすべてのアース線が接続されるまで、DC 電源に接続しないでくださ
い。
ステップ 1 DC 電源ケーブル コネクタを各 PM の青いポートにしっかりと挿入します。
ステップ 2 PM 1 および PM 2 からのアース線を PM 側のアース スタッドに接続します。
a. ナットおよび歯付きワッシャを PM 側のアース スタッドから取り外します。
b. DC 電源ケーブル コネクタに接続されているアース線端のリング型のラグ端子(緑と黄色)を、
PM 側のアース スタッドの上に次のような手順で重ねて置き、ナットで固定します(図 D-3 を参照)。
1 PM 1 6 PM 側のアース スタッド
2 PM 2 7 建物側のアース スタッド
3 –48 VDC 8 建物側のアース線
4 + リターン 9 DC 電源コード
5 PM 側のアース2801591
2
3 4
5 6
7
8
9
付録 D DC 電源の接続
CDE200 への DC 電源の接続
D-4Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
- 歯付きワッシャ
- PM 側のアース リング型ラグ端子 1
- PM 側のアース リング型ラグ端子 2
- 歯付きワッシャ
- ナット
(注) リング型ラグ端子とシャーシのアース接続の間に歯付きワッシャを取り付け、歯付きワッ
シャが金属部分に押し付けられるような形にしてください(アースに密着させます)。レン
チを使用してナットを締め、接続を固定してください。
図 D-3 CDE200 PM 側のアース スタッドへの取り付け順
ステップ 3 建物側のアース線を建物のアース スタッドに接続します(図 D-4 を参照)。
警告 CDE の DC アース接続はアースの接点として機能し、装置の Electromagnetic Interference(EMI;電磁干渉)および Electromagnetic Compatibility(EMC; 電磁適合性)を維持します。アースの目
的は、Electrostatic Discharge(ESD; 静電放電)の影響を軽減することにあります。この接続は、
訓練を受けた保守担当者が実行してください。また、地域ごとの規則または地域の AuthorityHaving Jurisdiction(AHJ)に基づいて装置を設置してください。建物側のアース線は、長さ 3 mを越えないようにしてください。また、DC 電源接続(–48 VDC および + リターン)に使用するコ
ンダクタのサイズに合わせてください。
1 ナット 3 PM 側のアース リング型ラグ端子
2 歯付きワッシャ 4 PM 側のアース スタッド
1
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2
3
32
4
付録 D DC 電源の接続
CDE200 への DC 電源の接続
D-5Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
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図 D-4 CDE200 建物側のアース スタッドへの取り付け順
ステップ 4 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源に接続します。
これで、CDE200 を使用する準備が完了しました。
電源の切断および CDE200 の PM の交換
警告 PM コネクタおよび PM はホットスワップに対応していません。PM 線を取り外す前、または CDEから PM を取り外す前に、建物からの電源を切断する必要があります。
PM を交換する必要がある場合、はじめに DC 電源を切断してから PM を CDE シャーシから取り外
します。次の手順に従ってください。
ステップ 1 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源から取り外します。
ステップ 2 PM 側のアース線(緑および黄色)を PM 側のアース スタッドから取り外します。
ステップ 3 ネジを緩め、ラッチを押して PM をシャーシから取り外します。ハンドルを持ち、ゆっくりとス
ロットから PM を引き出してください。
1 ナット 3 建物側のアース リング型ラグ端子
2 歯付きワッシャ 4 建物側のアース スタッド
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12
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付録 D DC 電源の接続
CDE200 への DC 電源の接続
D-6Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
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ステップ 4 新しい PM を CDE のスロットにしっかりと挿入します。
ステップ 5 PM 側のアース線(緑および黄色)を PM 側のアース スタッドに再度接続します(「CDE200 への
DC 電源の接続」[p.D-3] のステップ 2 を参照)。
ステップ 6 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源に再度接続します。
付録 D DC 電源の接続
CDE300 への DC 電源の接続
D-7Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
CDE300 への DC 電源の接続CDE300 は、シャーシ背面の PM スロットに 3 つの DC PM が実装された状態で出荷されます(3 本
の DC 電源ケーブルは別途出荷されます)。シャーシには、建物側と PM 側のアースを提供するアー
ス スタッドが 1 つ搭載されています。DC 電源を CDE300 に接続するためには、最低限 2 本の PM
側の接続が必要ですが、PM 側の接続 3 つすべてを使用することを推奨します。図 D-5 に、すべて
の接続を使用した CDE300 の背面図を示し、アース スタッドと PM の場所を説明します。
図 D-5 CDE300 の背面パネル
次の手順に従って、DC 電源を CDE300 に接続します。
注意 DC 電源ケーブルは、CDE のすべてのアース線が接続されるまで、DC 電源に接続しないでくださ
い。
ステップ 1 DC 電源ケーブル コネクタを各 PM の青いポートにしっかりと挿入します。
ステップ 2 ナットおよび歯付きワッシャを建物側 /PM 側のアース スタッドから取り外します。
ステップ 3 DC 電源ケーブル コネクタに接続されているアース線端のリング型のラグ端子(緑と黄色)を、建
物側 /PM 側のアース スタッドの上に次のような手順で重ねて置き、ナットで固定します(図 D-6
を参照)。
1 PM 1 5 + リターン
2 PM 2 6 PM 側のアース
3 PM 3 7 建物側 /PM 側のアース スタッド
4 –48 VDC 8 建物側のアース線
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601
2
3
4 5
6 7
8
付録 D DC 電源の接続
CDE300 への DC 電源の接続
D-8Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
(注) 円筒の芯を中心としてリング型ラグ端子をファン状(プロペラのように)に取り付け、建
物側 /PM 側のアース スタッドを密着させてください(図 D-6 を参照)。
- 歯付きワッシャ
- 建物側のアース リング型ラグ端子
- 歯付きワッシャ
- ナット
- PM 1 アース リング型ラグ端子 1
- PM 2 アース リング型ラグ端子 1
- PM 3 アース リング型ラグ端子 1
- 歯付きワッシャ
- ナット
図 D-6 CDE300 建物側 /PM 側のアース スタッドへの取り付け順
(注) リング型ラグ端子とシャーシのアース接続の間に歯付きワッシャを取り付け、歯付きワッシャが金
属部分に押し付けられるような形にしてください(アースに密着させます)。レンチを使用してナッ
トを締め、接続を固定してください。
1 ナット 4 建物側のアース リング型ラグ端子
2 歯付きワッシャ 5 建物側 /PM 側のアース スタッド
3 PM 側のアース リング型ラグ端子
1
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2
3
3
3
1 2 4 2 5
付録 D DC 電源の接続
CDE300 への DC 電源の接続
D-9Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
警告 CDE の DC アース接続はアースの接点として機能し、装置の EMI および EMC を維持します。アー
スの目的は、ESD の影響を軽減することにあります。この接続は、訓練を受けた保守担当者が実
行してください。また、地域ごとの規則または地域の AHJ に基づいて装置を設置してください。
建物側のアース線は、長さ 3 m を越えないようにしてください。また、DC 電源接続(–48 VDC および + リターン)に使用するコンダクタのサイズに合わせてください。
ステップ 4 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源に接続します。
これで、CDE300 を使用する準備が完了しました。
電源の切断および CDE300 の PM の交換
警告 PM コネクタおよび PM はホットスワップに対応していません。PM 線を取り外す前、または CDEから PM を取り外す前に、建物からの電源を切断する必要があります。
PM を交換する必要がある場合、はじめに DC 電源を切断してから PM を CDE シャーシから取り外
します。次の手順に従ってください。
ステップ 1 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源から取り外します。
ステップ 2 PM 側のアース線(緑および黄色)を建物側 /PM 側のアース スタッドから取り外します。
ステップ 3 バタフライ型レバーを押して、シャーシから CDE を取り外します。ハンドルを持ち、ゆっくりと
スロットから PM を引き出してください。
ステップ 4 新しい PM を CDE のスロットにしっかりと挿入します。
ステップ 5 PM 側のアース線(緑および黄色)を PM 側のアース スタッドに再度接続します(「CDE300 への
DC 電源の接続」[p.D-7] のステップ 3 を参照)。
ステップ 6 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源に再度接続します。
付録 D DC 電源の接続
CDE400 への DC 電源の接続
D-10Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
CDE400 への DC 電源の接続CDE400 は、シャーシ背面の PM スロットに 4 つの DC PM が実装された状態で出荷されます(4 本
の DC 電源ケーブルは別途出荷されます)。シャーシには、建物側のアース スタッドが 1 つと、PM
側のアース スタッドが 2 つ搭載されています。DC 電源を CDE400 に接続するためには、最低限 3
本の PM 側の接続が必要ですが、PM 側の接続 4 つすべてを使用することを推奨します。図 D-7 に、
すべての接続を使用した CDE400 の背面図を示し、アース スタッドと PM の場所を説明します。
図 D-7 CDE400 の背面パネル
次の手順に従って、DC 電源を CDE400 に接続します。
注意 DC 電源ケーブルは、CDE のすべてのアース線が接続されるまで、DC 電源に接続しないでくださ
い。
1 PM 4 7 PM 側のアース
2 PM 3 8 –48 VDC
3 建物側のアース線 9 PM 側のアース スタッド 1
4 PM 2 10 建物側のアース スタッド
5 PM 1 11 PM 側のアース スタッド 2
6 + リターン
2801
61
1245
9 10 11
3
7
68
付録 D DC 電源の接続
CDE400 への DC 電源の接続
D-11Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
ステップ 1 DC 電源ケーブル コネクタを各 PM の青いポートにしっかりと挿入します。
ステップ 2 PM からのアース線を PM 側のアース スタッドに接続します。
a. ナットおよび歯付きワッシャを PM 1 側のアース スタッドから取り外します。
b. PM 1 および PM 2 の DC 電源ケーブル コネクタに接続されているアース線端のリング型のラグ
端子(緑と黄色)を、PM 側のアース スタッド 1 の上に次のような手順で重ねて置き、ナット
で固定します(図 D-8 を参照)。
- 歯付きワッシャ
- PM 1 アース リング型ラグ端子 1
- PM 2 アース リング型ラグ端子 1
- 歯付きワッシャ
- ナット
(注) リング型ラグ端子とシャーシのアース接続の間に歯付きワッシャを取り付け、歯付きワッ
シャが金属部分に押し付けられるような形にしてください(アースに密着させます)。レン
チを使用してナットを締め、接続を固定してください。
図 D-8 CDE400 PM 側のアース スタッドへの取り付け順
c. ナットおよび歯付きワッシャを PM 2 側のアース スタッドから取り外します。
1 ナット 3 PM 側のアース リング型ラグ端子
2 歯付きワッシャ 4 PM 側のアース スタッド
1
280227
2
3
32
4
付録 D DC 電源の接続
CDE400 への DC 電源の接続
D-12Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
d. PM 3 および PM 4 の DC 電源ケーブル コネクタに接続されているアース線端のリング型のラグ
端子(緑と黄色)を、PM 側のアース スタッド 2 の上に次のような手順で重ねて置き、ナット
で固定します(図 D-8 を参照)。
- 歯付きワッシャ
- PM 3 アース リング型ラグ端子
- PM 4 アース リング型ラグ端子
- 歯付きワッシャ
- ナット
ステップ 3 建物側のアース線を建物のアース スタッドに接続します(図 D-4 [p.D-5] を参照)。
警告 CDE の DC アース接続はアースの接点として機能し、装置の EMI および EMC を維持します。アー
スの目的は、ESD の影響を軽減することにあります。この接続は、訓練を受けた保守担当者が実
行してください。また、地域ごとの規則または地域の AHJ に基づいて装置を設置してください。
建物側のアース線は、長さ 3 m を越えないようにしてください。また、DC 電源接続(–48 VDC および + リターン)に使用するコンダクタのサイズに合わせてください。
ステップ 4 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源に接続します。
これで、CDE400 を使用する準備が完了しました。
電源の切断および CDE400 の PM の交換
警告 PM コネクタおよび PM はホットスワップに対応していません。PM 線を取り外す前、または CDEから PM を取り外す前に、建物からの電源を切断する必要があります。
PM を交換する必要がある場合、はじめに DC 電源を切断してから PM を CDE シャーシから取り外
します。次の手順に従ってください。
ステップ 1 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)電源コードを電源から取り外します。
ステップ 2 PM 側のアース線(緑および黄色)を PM 側のアース スタッドから取り外します。
ステップ 3 PM のネジを緩め、PM をシャーシから取り外します。ハンドルを持ち、ゆっくりとスロットから
PM を引き出してください。
ステップ 4 新しい PM を CDE のスロットにしっかりと挿入します。
ステップ 5 PM 側のアース線(緑および黄色)を PM 側のアース スタッドに再度接続します(「CDE400 への
DC 電源の接続」[p.D-10] のステップ 2 を参照)。
ステップ 6 + リターン(赤)および –48 VDC(黒)DC 電源コードを電源に再度接続します。
付録 D DC 電源の接続
DC 電源ケーブル コネクタおよびピン割り当て
D-13Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J
DC 電源ケーブル コネクタおよびピン割り当てDC 電源オプションを発注した場合、DC 電源ケーブル コネクタ(図 D-9 を参照)は CDE と一緒に
出荷されます。システムの CDE への電源接続には、この DC 電源コネクタ以外使用しないでくだ
さい。
図 D-9 DC 電源ケーブルおよびピン割り当て
1 + リターン 4 PM 側のアース線とリング型ラグ端子
2 –48 VDC 5 –48 VDC 線とリング型ラグ端子
3 PM 側のアース 6 + リターン線とリング型ラグ端子
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1
2
3
4
5
6
1 2
3
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6
付録 D DC 電源の接続
DC 電源ケーブル コネクタおよびピン割り当て
D-14Cisco コンテンツ デリバリ エンジン 100/200/300/400 ハードウェア インストレーション ガイド
OL-13478-03-J